【会社を始めたばかりの社長さんへ!】~まず押さえたい労務管理の基本ポイント~

こんにちは、横山社会保険労務士事務所の横山勝です。
会社を立ち上げて、いよいよ人を雇い始めたばかりの社長さんへ。
「労務管理って何から始めたらいいの?」と戸惑っていませんか?
正直、労務管理は初めての方にはちょっと難しく感じるかもしれません。
でも、会社の成長とトラブル回避のために、最初に押さえておきたい基本があります。
今回は、これから人を雇う(雇って間もない)社長さんが知っておきたい労務管理の大事なポイントをやさしく解説します。
労務管理ってなに? どうして必要?
労務管理とは、社員さんと会社の間で「働くルール」を決めて守ること。
給料や勤務時間、休みのルールを明確にして、みんなが気持ちよく働ける環境をつくることです。
もしこれが曖昧だと… 給料のトラブルが起きたり
法律違反になって罰則を受けたり
働く人のモチベーションが下がって辞めてしまったり
といったリスクが出てきます。
小さな会社でも、この「労務管理」はしっかりやっておくことが成功のカギです。
まずはここから!労務管理の5つの基本ポイント
1. 雇用契約書・労働条件通知書は必ず書面で
口頭だけの約束だと、後で「言った」「言わない」のトラブルに。
「給与はいくら?」「何時間働く?」「休みは?」といった働く条件を紙に書いて、本人と会社で確認しましょう。
2. 就業規則の準備(人数が増えたら必ず必要)
まだ社員が少なくても、将来のために基本ルールは決めておくと安心です。
勤務時間や休暇のルール、遅刻や休みの扱いなどをまとめておくと、みんなが働きやすくなります。
3. 勤怠管理は正確に
労働時間や残業時間は正確に記録しないと、後でトラブルになります。
タイムカードやスマホアプリを活用して「何時から何時まで働いたか」をしっかり管理しましょう。
4. 有給休暇のルールを理解しよう
社員さんには法律で有給休暇が認められています。
「どれくらい休めるのか」「どうやって申請するのか」を知っておくことが大切です。
5. 社会保険・労働保険の手続きを忘れずに
社員さんが安心して働けるよう、健康保険や厚生年金、雇用保険、労災保険の加入は必須です。
手続きが遅れると会社もペナルティを受けることがあるので、注意しましょう。
これをやらないとどうなる?
労務管理をおろそかにすると…
- 未払い残業代の請求が後からやってくる
- 労働基準監督署からの指導や罰金のリスク
- 社員さんが不満を持って辞めてしまう
- 会社の信用が下がる
こんなことになりかねません。
早めに対策しておけば、将来の大きなトラブルを防げます。
最初は完璧じゃなくて大丈夫!
最初は分からないことだらけでも大丈夫。
まずは「雇用契約書を作る」「勤務時間を記録する」など、できることから少しずつ始めましょう。
困ったときは、社労士などの専門家に相談して、安心して会社経営を進めてくださいね。
まとめ
労務管理は、社員さんと会社の 信頼を深める重要な役割 です。
創業したばかりの今からしっかり押さえて、トラブルのない職場をつくっていきましょう!
何かお困りのことがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。
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