【事業主様必見!】社労士に相談したほうがいい5つのタイミング

──後悔しないための“ひと声”のすすめ

これまで本当にたくさんのご相談を受けてきましたが、その中でよく耳にするのが、この言葉です。

「こんなことなら、もっと早く相談しておけばよかった…」

この“もっと早く”というのが、実はとても大きなポイントなんです。
社労士は「何かあったときに呼ぶ専門家」だと思われがちですが、本当は──

“何か起こる前”にこそ、関わる意味があります。

今日は、横山社会保険労務士事務所として特に「このタイミングでご相談いただけたらベスト」と感じている、5つの場面をご紹介します

① 初めて誰かを雇うとき

スタート地点を整えることで、あとがぐんとラクになります

「そろそろ誰かを雇おうかな」と思ったら、ぜひその前にご相談ください。

この段階では、

  • 雇用契約書の内容や形はこれでいい?
  • 試用期間の扱い方は?
  • 社会保険や雇用保険の手続きは必要?
  • 給与の計算、どうやって進めれば?

など、最初に整えておくことで、後々の手戻りやトラブルがグッと減るポイントがたくさんあります。

特に1人目の雇用は、制度づくりの基礎を固める大チャンスです。
勢いで雇ってしまうと、思わぬところで「こんなはずじゃなかった」が出てきてしまうことも。
「はじめの一歩」で社労士が関わると、その後の道のりがずっとスムーズになりますよ。

② 働く時間や残業が気になり始めたとき

“気になる”は、実は大事なサイン

「最近ちょっと残業が多いな…」
「タイムカードと実際の働き方がズレてるかも…」

そんな“なんとなくの違和感”を感じた時も、相談タイミングとしてはベストです。

この段階で見直せば、

  • 36協定の届出
  • 残業代の計算ルール
  • 固定残業代や変形労働時間制の導入
  • 就業規則の整備

といった「トラブルの芽」を制度の見直しで早めに摘むことができます。

実際、「労基署から連絡が来て初めて気づいた」というケースも珍しくありません。
ちょっとした違和感を放っておかず、早めに確認しておくことで、会社も社員さんも安心できます。

③ 社内の空気に違和感があるとき

表には出てこない“気配”にこそ、早く気づいて

経営者の方と話していると、こんなご相談がよくあります。

  • 「最近、Aさんの表情がちょっと暗いような…」
  • 「小さなトラブルが立て続けに起きてて、気になってます」
  • 「なんとなく、社内の空気がピリついてる気がする」

こういった“言葉にならない違和感”は、実はかなり重要なサインです。

休職、退職、ハラスメント、メンタル不調など──
どれも表面化してからでは遅いケースが多いのが現実。

社労士が第三者の立場から関わることで、

  • 働き方のバランス見直し
  • 面談の仕組みづくり
  • ハラスメント対策
  • メンタル不調への配慮体制

といった仕組みの側面からサポートが可能になります。

「小さな違和感」に気づいたら、遠慮なく声をかけてください。

④ 手続きやルールに“モヤモヤ”を感じたとき

「なんとなく不安」は、実は立派な相談理由です

  • 「このやり方、法律的に大丈夫かな?」
  • 「ネットにはいろいろ書いてあるけど、うちはどうなのかよくわからない」

こういった“モヤモヤ”や“引っかかり”を感じた時点で、もう相談してOKです。

特に中小企業では、「何となくの自己流」で回していることも多いですが、
一度立ち止まって確認することで、大きな安心につながります。

社労士は「手続き代行業者」ではありません。
本来は、「判断に迷った時に、よりよい選択肢を提示する存在」です。

「聞くだけ聞いてみる」くらいの感覚で、まずはひと声かけてみてください。

⑤ 「社労士って何してくれるの?」と思ったとき

この“きっかけ”が、すでに相談タイミングです

「社労士って、手続きとか就業規則をつくる人でしょ?」
というイメージ、まだまだ強いです。

でも実際は、

  • 制度設計
  • 人事相談
  • 離職防止
  • トラブル予防
  • 助成金や働き方改革のアドバイス

など、会社と人の“はざま”にある課題すべてに関われる存在です。

「何か困っているわけじゃないけど、ちょっと話してみたい」
そんな段階でも、どうぞ安心して声をかけてください。

▼ 「相談だけでもOK」とお伝えする理由

横山社会保険労務士事務所では、「相談だけで終わってもいい」というスタンスを大切にしています。

なぜなら、実際にこんなやりとりがよくあるからです。

社長:「実はこういうことがあって…、これってどう思います?」

私:「それなら、こういう方法もありますよ」

社長:「あー、それだけでちょっと安心しました。じゃあ今は様子見ますね」

これでOKなんです。

無理に契約や手続きを押しつけるようなことはしませんし、
「相談だけでも、価値がある」と本気で思っています。

■ まとめ:迷ったら、まずひと声かけてください

社労士への相談は、「何か起きてから」では遅いこともあります。

むしろ、「何かが起こりそうな気がする」「ちょっと不安だな」
そんな段階こそ、一番お役に立てるタイミングです。

どうか、“相談してみること”を特別なことだと思わず、
気になることがあったら、雑談のように気軽に話しかけてください。

横山社会保険労務士事務所は、経営のそばで、
「話しやすくて、頼れる存在」でありたいと思っています。

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