【就業規則コラム vol.8】労働時間のルール、どう決める?

創業期の会社で意外と悩むのが「労働時間のルール」です。
「何時から何時まで働く?休憩はどうする?残業は?」と、決めることがたくさんありますよね。
ここで押さえておきたいポイントは、法律の最低ラインを守りつつ、会社の実態に合わせて柔軟に設定することです。
1. 勤務時間と休憩は明確に
- 始業・終業時刻はもちろん、休憩時間も必ず記載しましょう。
- 法律では、6時間を超えて働くと最低45分、8時間を超えて働くと最低1時間の休憩が必要です。
- 「休憩は自由に取ってOK」としても、社員が取りやすい仕組みを作るのが大事です。
2. 残業や時間外労働のルール
- 創業期は「忙しいから残業し放題」になりがちですが、時間外労働には割増賃金が必要です。
- まずは、残業は原則禁止か、申請制かなど、ルールを明確にしておきましょう。
3. 休日の取り扱い
- 法定休日(週1回以上)と会社独自の休日を区別して明記します。
- 祝日休みかどうか、シフト制の場合はどう調整するかも決めておくと安心です。
ポイントは、「ざっくり決めて後から困る」ことを避けること。
創業期だからといって複雑にしすぎる必要はありませんが、社員が安心して働ける最低限のルールを押さえておくことが大切です。
労働時間のルールは、社員の健康とモチベーションを守る基本。
早めに整理して、就業規則に反映しておきましょう。
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