【就業規則コラム vol.9】従業員に納得してもらうための就業規則の伝え方

せっかく時間をかけて就業規則を作っても、社員から「よくわからない」「なんか決められた感がある」と思われてしまうこと、ありませんか?

実は、ルールを“作ること”よりも、“伝え方”のほうが難しい場面って多いんです。

特に創業期は、会社と社員の距離が近いからこそ、納得感を大事にしたいところです。

1. 「守らせる」ではなく「共有する」姿勢で

就業規則は、社員を縛るためのものではなく、みんなが気持ちよく働くためのルールブック

「決まりだから守って」ではなく、「こうしておくとお互いに安心できるよね」というトーンで話すと伝わり方が変わります。

2. ポイントを絞って説明する

全部を細かく読む必要はありません。

まずは「勤務時間」「休日」「給与」「休暇」など、社員の関心が高い部分から丁寧に説明すると理解が進みます。

3. 実例を交えて話す

「もし急に休みが必要になったらどうする?」など、日常のシーンに置き換えて説明するのも効果的です。

自分に関係ある話としてイメージしやすくなります。

4. 「意見をもらう」姿勢を見せる

説明会や面談の場で、「気になる点があれば教えてください」と伝えることで、押しつけではないルールとして社員が受け入れやすくなります。

就業規則は、社員を管理するための道具ではなく、「会社と社員が安心して働くための共通言語」です。

作って終わりではなく、伝え方にもひと工夫を。
それが、信頼される会社づくりの第一歩です。

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