【就業規則コラム vol.10】リモート勤務を導入したら、就業規則も変えるべき?
最近では、創業間もない会社でも「リモート勤務を取り入れたい」という声が増えています。
たしかに柔軟な働き方は魅力的ですが、就業規則をそのままにしてリモートを始めるのはちょっと危険です。
リモート勤務は「働く場所が違うだけ」じゃない

出勤しない=会社の目が届かない、という状況になります。
そのため、労働時間の把握や業務報告、情報管理のルールなど、オフィス勤務とは違う配慮が必要です。
たとえば――
- 勤務開始・終了の報告方法(チャット?打刻アプリ?)
- 残業の指示ルール(自己判断は禁止にしておく)
- 機密情報の扱い(自宅での資料印刷やデータ保存の可否)
こうした点は、就業規則やテレワーク規程の中であらかじめ整理しておくことが大切です。
ルールを“作り込みすぎない”のもポイント
創業期に細かすぎるルールを作ると、かえって運用が大変になることも。
まずは「基本の枠組み」だけを定めて、実際の運用を通じて見直していく流れがおすすめです。
リモート勤務は、働き方の自由度を広げる一方で、「見えない部分でのトラブル」を防ぐ仕組みづくりが欠かせません。
制度を導入する前に、就業規則の中にどこまで反映すべきか、一度見直してみましょう。
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