そもそも「就業規則」ってどんなもの?

会社を立ち上げたばかりの今、日々の業務に追われて、「就業規則はまだ先でいいかな」と思っていませんか?
たしかに、就業規則の作成と届け出が法律上必要になるのは、「従業員が10人以上になったとき」です。
でも実は、それより前の段階から整えておくことで、会社の運営がグッとスムーズになるんです。
就業規則とは、一言でいえば「会社のルールブック」。
働くうえでの基本的な決まりごと――たとえば労働時間、残業、休みの取り方、給与のこと、退職の手続き、ハラスメント防止策など――をきちんと書面にまとめたものです。
「あとで考えればいいや」と思いがちなこのルールですが、創業期の今こそ整えておくと、将来のトラブルを防いだり、会社としての軸をつくったりするのにとても役立ちます。
なぜ“創業期”こそ、就業規則が必要なのか?
会社がまだ小さい段階では、経営者と社員の距離も近く、暗黙の了解でうまくいってしまうことも多いかもしれません。
しかし、会社が成長していく過程では、人が増え、役割が分かれ、考え方の違いが出てきます。
たとえば――「残業ってどのくらいまでOK?」
「有給休暇の取り方ってどうなってる?」
「勤務態度が悪い従業員に、どこまで注意していい?」
こういった疑問が生まれたとき、明文化されたルールがあるかどうかで、会社の対応力は大きく変わります。
曖昧なままでは、「言った・言わない」のトラブルに発展することも…。
最初の段階でルールを整えておくことが、社員との信頼関係を築く第一歩になります。
創業期の就業規則には、こんなメリットがあります
「10人以上になったら考えよう」では、少しもったいないかもしれません。
たとえ従業員が1人や2人の段階でも、就業規則をつくっておくことには、こんなメリットがあります。
✔ トラブルの予防に
ルールがあいまいなままだと、ちょっとした誤解が不満やトラブルに発展してしまうこともあります。
「うちって残業代出るの?」「急に辞めるって言われたらどうするの?」といった問題に、あらかじめ備えておけるのが就業規則のいいところです。
✔ 採用やスタッフ定着にもプラスに
「ちゃんとルールがある会社なんだ」と思ってもらえるだけで、信頼感がぐんと高まります。
創業期は会社の印象が決まる大事な時期。最初からしっかりした体制を整えておくことで、働く人の安心にもつながります。
✔ 経営判断の“よりどころ”に
経営していると、「これってどう対処するのが正解?」と迷う場面が出てきます。
そんなとき、就業規則に自社なりのルールが明文化されていれば、判断の基準になってくれます。
対応がブレず、従業員からの信頼も得やすくなります。
✔ 会社の“想い”をカタチにできる
創業したばかりの今こそ、「どんな会社にしていきたいか」という想いやビジョンが一番明確な時期です。
就業規則を通して、その想いを“働くルール”としてカタチにしておくことで、将来どんなに組織が大きくなっても、会社の軸がブレにくくなります。
初めの一歩として、自分たちの理想の働き方をしっかり言語化してみませんか?
よくある失敗例 ~就業規則を“あとまわし”にして困ったケース~
失敗例①:口約束で済ませていたら…認識のズレでトラブルに!

創業当初、従業員との距離も近く「うちは有給休暇、好きに取っていいよ」とカジュアルに伝えていたA社。
ところが、ある従業員が突然1週間の休暇を取りたいと申し出たことで混乱が発生。
「急にそんな長期間休まれるのは困る」
「でも、自由に取っていいって言いましたよね?」
経営者の“常識的な範囲で”というつもりと、従業員の“好きに取っていい”という受け止め方にズレが生じ、関係が悪化。
結局、有給休暇の扱いや事前申請のルールを明文化していなかったことで、周囲の従業員との不公平感まで広がってしまいました。
→【ポイント】ルールは曖昧にせず、文書でしっかり共有しておくことが大切です。
失敗例②:ネットのひな形をそのまま使って大混乱…
ひとまずネットで拾った就業規則をそのまま使ってみたけれど、内容が会社の実情に合っていなかった!
「これ、ウチの働き方と違うよね?」と従業員からも不満が出て、信頼を損なう結果に…。
→【ポイント】就業規則は会社の方針・規模・働き方に合わせてカスタマイズが必要です。
失敗例③:届け出が必要なことを知らず、後から指摘を受けた!
従業員が10人を超えても、就業規則の届出をしていなかった。
労基署の調査で「提出義務がある」と指摘され、急いで修正・対応することに…。
→【ポイント】作成だけでなく、法的な手続き(届出)も忘れずに行いましょう。
失敗例④:規則は作ったけれど、誰にも説明していなかった…
規則は作ったけれど、従業員に内容を伝えておらず、いざというときに「そんなルール知らない」と言われてしまった。
実際に使われない「絵に描いた餅」状態に…。
→【ポイント】作ったあとの「従業員への説明・共有」もとても大事です。
失敗例⑤:法改正に気づかず、古いルールのまま放置していた
作った当初はよかったけれど、その後の法改正に対応せず放置…。
気づかないうちに就業規則が法律に違反している状態になっていた。
→【ポイント】定期的な見直しとアップデートも欠かせません。
横山社会保険労務士事務所が、あなたの会社の“はじめての就業規則”を全力でサポートします

就業規則を「とりあえず形式的に作る」のではなく、会社の理念や方針、働く人の実情に寄り添って、本当に“使える”就業規則を一緒に作ることを大切にしています。
【こんな方におすすめです】 創業したばかりで、まだ何から手をつけていいかわからない
とりあえず雛形を使おうか迷っている
少人数のうちからルールを整えておきたい
将来的な採用や人材育成に備えたい
横山社会保険労務士事務所は、これまで18年以上にわたり、様々な業種・規模の企業を支えてきた社会保険労務士事務所です。
その経験を活かし、創業期の会社にもわかりやすく、実用的な就業規則をご提案します。
✨ 横山社会保険労務士事務所が提供する就業規則の特徴 経営者の考えやビジョンをしっかりヒアリング
創業者の想いをルールに落とし込み、形にしていきます。 業種・業態に合った実情ベースの就業規則をゼロから構築
テンプレートではなく、「あなたの会社だけのルールブック」を一緒に作ります。 最新の法改正に完全対応
法改正(パワハラ防止・育児介護休業法など)にしっかり対応した内容で、企業のリスクを最小限に。 ハラスメント規定や対応体制も万全
ハラスメント問題を未然に防ぐための規定と体制を整え、従業員が安心して働ける環境を提供。 作成から労働基準監督署への届出まで一貫サポート
初めての方でも安心して任せていただける体制を整えています。 事業の成長段階に応じた見直しやカスタマイズも対応可能
創業期は変化が多い時期。必要に応じて就業規則の改訂や調整もスムーズに行います。 納品後、1年間の保証期間付き(顧問契約先は3年保証)
納品後、法改正や貴社の規則変更等があった場合、保証期間内は「無償」で改訂作業と届出を行います。

就業規則サポートの流れ
「就業規則って難しそう」「何から始めればいいの?」
そんな不安をお持ちの方もご安心ください。
横山社会保険労務士事務所では、初めて就業規則を作る方にもわかりやすく、一つひとつ丁寧にサポートいたします。
以下のようなステップで、貴社だけの“使えるルールブック”を一緒に作っていきます。
① ヒアリング
まずは、会社の規模や事業内容、働き方のスタイル、経営者として大切にしている考え方などをじっくりお聞かせください。
経営者の描く将来像や働き方への考えを共有していただくことで、実情にぴったり合ったルールづくりが可能になります。
② ご提案
ヒアリングをもとに、貴社に合った就業規則の方向性をご提案します。
どんな内容を盛り込むべきか、どこまで細かく定めるべきか、専門家の視点からアドバイスいたします。
「そもそも就業規則って何を書くの?」という方にも、わかりやすくご説明しますのでご安心ください。
③ 就業規則の作成・設計
法令にしっかり準拠しながら、貴社の実情に合ったルールを“オーダーメイド”で作成します。
テンプレートではなく、一つひとつの項目を「使える」「実際に運用しやすい」内容に設計。
細かな言い回しにも気を配りながら、経営者と従業員、どちらにも伝わりやすい表現を心がけます。
④ 内容のご確認・調整・修正
作成した就業規則は、経営者さまと一緒にじっくり確認。
「ちょっとニュアンスが違うかも」「現場に合わないかもしれない」といった細かな点も遠慮なくご相談ください。
ご希望に応じて柔軟に調整を行い、納得いく形に仕上げていきます。
⑤ 労働基準監督署への届出(※届出義務のある企業のみ)
従業員が10人以上の会社では、就業規則の届出が法律で義務づけられています。
その場合も、必要な書類の作成から提出まですべて横山社会保険労務士事務所で対応しますので、事務的な手間はかかりません。
⑥ 運用のサポートもおまかせください
完成した就業規則は、現場でしっかり活用されてこそ意味があります。
導入後に「従業員にどう伝えればいい?」「これってどう運用するの?」と迷ったときも、横山社会保険労務士事務所がサポート。
会社の成長や変化に合わせて、見直しやアップデートのご相談にも柔軟に対応しています。
よくあるご質問(FAQ)
Q. 従業員がまだ少ないのに作る必要ありますか?
A. はい、あります。むしろ、人数が少ない今だからこそ、スムーズに整備できます。トラブルが起きにくく、従業員との信頼関係も築きやすくなります。
Q. 内容は全部決めないといけませんか?
A. いいえ、ご安心ください。必要な項目をこちらからご案内しながら、貴社の経営方針や業種・働き方に合った内容をご提案いたします。
Q. 難しい法律の話は苦手で…
A. ご安心ください。専門用語をかみくだいて、わかりやすく丁寧にご説明します。初めての方でも安心してご相談いただけます。
Q. 就業規則って、一度作ったらそのままでいいんですか?
A. いいえ、法律改正や会社の状況に応じて、見直しが必要です。横山社会保険労務士事務所では、運用後のご相談や改定のご依頼にも対応しております。
Q. テンプレートを使うだけではダメなんですか?
A. テンプレートは便利ですが、すべての会社にフィットするわけではありません。自社の実情に合っていない規則は、かえってトラブルのもとになることも。横山社会保険労務士事務所では「貴社専用のルールブック」をゼロから一緒に作っていきます。
まずはお気軽にご相談ください!

「まだうちは小さな会社だし、就業規則はもう少し先でいいかな…」
「就業規則って聞くだけで、ちょっと難しそう…」
そんなふうに思っている方も多いと思います。
でも実は、従業員が少ない“今”こそ、ルールを整えておく絶好のチャンスなんです。
就業規則って、会社のルールをまとめた“働くためのルールブック”のようなもの。
たとえば「お休みの取り方」や「残業のこと」「お給料の決まり」など、
日々の仕事の中で出てきやすい疑問を、あらかじめクリアにしておくことができます。
これがあることで、あとから「そんなつもりじゃなかった…」という行き違いを防いだり、
従業員からも「この会社はしっかりしてるな」と安心してもらえるようになるんです。
横山社会保険労務士事務所では、はじめて就業規則を作る方にも、わかりやすく丁寧にサポートしています。
「こんなこと聞いてもいいのかな?」というような小さなことでも大丈夫。
会社のこと、これからのことを一緒に考えながら、ぴったりのルールをつくっていきます。
📞 ご相談は、下記の『お問い合わせフォーム』から、いつでもどうぞ。初回の相談は無料です!
「まずは少し話だけでも聞いてみようかな」
そんなお気持ちで、気軽にご連絡いただけたら嬉しいです。
あなたの会社が、安心して働ける場所になるように。
横山社会保険労務士事務所が、しっかりお手伝いします。