つい目がいくんです、こういうところ。社労士が気になる職場の風景

こんにちは。横山社会保険労務士事務所の横山勝です。
仕事柄、いろんな職場を訪問させていただくことが多いのですが、そんな中で――
「ついつい、見ちゃうんですよねぇ…」というものがいくつかあります。
今回は、そんな“社労士の職業病(?)”とも言える視点で、職場の「あるある光景」をご紹介したいと思います。
「それ、普通気にしないでしょ!」と思われるかもしれませんが、社労士の目には、そこに“会社の空気”が見えたりするんです。
1.休憩スペースの貼り紙、めっちゃ見てます
「ごみは分別しましょう」「冷蔵庫の中の物は○日までに持ち帰ってください」
そんな何気ない貼り紙。つい見てしまいます。
言葉づかいやレイアウトから、その職場の“温度”がけっこう伝わるんですよね。
命令口調か、お願い口調か。誰に向けているのか。誰が書いたのか。
やたらカラフルでイラスト付きだったり、逆に罵倒に近い貼り紙があったり…。
「ここ、日々いろいろあるんだな…」と感じる瞬間です。
2.タイムカードの位置が“その会社らしい”
タイムカードの端末。
設置場所って、会社によって全然違うんですよ。
たとえば、
・出入り口すぐ横に堂々と置いてあるところ
・事務室の奥の壁際にこっそり置いてあるところ
・打刻したらすぐに日報を書くよう導線がつながってるところ
それぞれ、「この会社は勤怠をどれくらい“見てる”か」がよくわかります。
社労士としては、ここを起点にヒアリングが広がったりしますね。
3.掲示板の「更新日」が気になる
労働基準法に基づいて、就業規則や労災関係の書類などを掲示している会社さんも多いですが、その掲示物の「日付」や「更新頻度」、つい見てしまいます。
たとえば、
・「令和元年」のまま止まっているポスター
・安全衛生に関する連絡事項が3年分貼られているけど、1枚目がもう色あせてる…など
これも、会社の情報管理やメンテナンス意識が表れているなぁと思います。
4.朝礼のテンポ、実は見てる
たまに、朝礼を見学させてもらうこともあるのですが、そのときに「時間が守られているか」とか「話す人が一方的じゃないか」といったところに、小さな“職場のクセ”を感じることがあります。
「皆が前向きなふりをしていて、終わった瞬間に全員がダルそうになる」なんて場面、本当にあるんですよ…(笑)
こういう“何気ない場所”に会社の空気が出る
就業規則や制度設計といった“見える労務”も大切ですが、こうした“見えにくい日常の空気”も、実は大きなヒントになります。
たとえば、貼り紙がピリピリしていたら「何かトラブルがあったのかな」と推測できますし、打刻機の場所が隠されている場合は「勤怠の扱いがグレーなのかも」と思うことも。
こういうちょっとした視点から、会社の今の姿や、改善のヒントが見つかったりするんですよね。
✍️あとがき
今回はちょっと雑談的に書いてみましたが、「社労士ってそういうとこ見てるのね…!」と感じてもらえたら嬉しいです。
どこかで“働く人の毎日”を支えているヒントを拾いながら、今日もいろんな職場を訪問しています。
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